ステーブルコインとは?UST暴落!USDT、USDCとの違い比較!どれが安心?
ステーブルコインとは、安定した価格になるように作られた暗号資産のことです。
決済の時に使われる仮想通貨(暗号資産)といえます。
決済時に使われる安定したコインのはずが今は、揺らいでいます。
例えばUSDT、USDC、UST等は、米ドルと連動していてほぼ同じ価値のはずでした。
しかしテラ(LUNA)に関連で作られていた無担保型ステーブルコインのテラUSD(UST)が暴落しました。
USTについては存在をまだ知らなかった私ですが、
同じように見えるステーブルコインも、安心できるものとできないものがあると知りました。
そこで今回は、ステーブルコインについて詳しく調べたことを話します。
ステーブルコインとは?UST暴落!USDT、USDCとの違い比較!どれが安心?
私が今バイビットで取引に必要なので使っているステーブルコインは、USDT(テザー)です。
他ではUSDCも有名です。
そして冒頭でも話した暴落してしまったUST、これらの違いについて見てみます。
まず、ステーブルコインは、4つの種類があります。
以下に引用します。
米ドルなどの法定通貨を担保にコインを発行し、その法定通貨との交換比率を固定する「法定通貨担保型」
特定の暗号資産を担保にコインを発行し、価格を連動させる「暗号資産担保型(仮想通貨担保型)」
金や原油などの商品(コモディティ)価格の値動きに連動させる「コモディティ型」
アルゴリズムによってコインの流通量を調整する「無担保型」がある。
引用元:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/su/A03323.html
上記にも書かれているように4つあります。
法定通貨担保型
暗号資産担保型
コモディティ型
無担保型
USDT、USDC、USTがそれぞれ、どれに当たるのかや特徴などを確認してみます。
暴落したUSTは、無担保型
テラ(LUNA)との関連で暴落したUSTは、無担保型でした。
このUSTの暴落でステーブルコインの法制化をするべきという動きがあります。
米国のジャネット・イエレン財務長官は10日、ステーブルコインに関する規制を2022年末までに法制化すべきだと主張した。
米ドルからのディペッグが発生している渦中のステーブルコイン「テラUSD(UST)」が1ドルの価値を維持できなくなった事例を挙げ、金融安定性や決済システム、市場の完全性への影響等のリスクに言及し、ステーブルコインの法制化は急を要すると述べた。
引用元:https://coinpost.jp/?p=349118
USDT(テザー)は法定通貨型だが、過去に疑い?
USDT(テザー)はステーブルコインでは世界で第1位の規模のステーブルコインになります。
USDT(テザー)は法定通貨型と言えます。
以下に引用します。
1ドル(USD)がおおよそ1USDTになるように固定されていることだ。発行したテザー(USDT)とTether Limited社が所持している米ドルを同量にすることで、価値が保たれる仕組みとなっている。
引用元:https://zuu.co.jp/media/cryptocurrency/usdt
しかしUSDT(テザー)も米ドルを持っているか?の疑惑が持たれ一時裁判になったこともあるようです。
2021年12月に和解して安定しているそうです。
つまりUSDTも、Tether Limited社に対する不信感が高まると暴落する可能性もあると言えます。
今回も少しですがUSTの暴落に引きずられて少し下落したようです。
直ぐに復活したので良かったと思います。
このUSDTは、私もバイビットで取引するのに基準通貨として使っています。
USDCは、法定通貨型でより安心?
USDCはCircle社とCoinbase社が作った米ドルに連動したステーブルコインです。
世界でステーブルコイン第2位の規模になります。
USDCも、法定通貨担保型のステーブルコインです。
USDT(テザー)と比べると、訴訟も起こされていないのでより安全という人もいます。
ただバイビットで基準コインとして取引コインが多いのはUSDT(テザー)なので、私はUSDT(テザー)を保有しています。
自分の取引したい暗号資産(コイン)との組み合わせなどでUSDT(テザー)かUSDCを選ぶといいと思います。
UST、USDT、USDCの簡単比較表
UST、USDT、USDCの簡単比較表を書きます。
結論から言うと法定通貨担保型のUSDTとUSDCに有意差はあまりないです。
ただ取引に便利なのはUSDT(テザー)だと私は思いました。
USTは、海外取引所1位のバイナンスが購入しないようにと注意を呼びかけているようです(2022年5月13日現在)
ステーブルコイン名 | 発行会社 | どのタイプ | 設立年 | ブロックチェーン | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
USDT(Tether) | Tether Limited社 | 法定通貨担保型 | 2014 | イーサリアム | ステーブルコインでは世界で第1位 |
USDC(USD Coin) | Circle社とCoinbase社 | 法定通貨担保型 | 2018 | イーサリアム | ステーブルコインでは世界で第2位 |
UST(TerraUSD) | Terraform Labsという韓国企業 | 無担保型 | ? | ブリッジ機能で色々なブロックチェーンで使える | LUNA暴落で一緒に暴落で無価値化 |
他のステーブルコインも色々
UST、USDT、USDC以外にも他のステーブルコインも色々あります。
TrueUSD(TUSD)
Paxos Standard(PAX)
Binance USD(BUSD)
ダイ(DAI)
ここまでは、米ドルと連動しています。
この中で私が聞いたことがあるのはBinance USD(BUSD)とダイ(DAI)です。
Binance USD(BUSD)は、海外取引所1位のバイナンスが2019年に発行した米ドルと連動のステーブルコインです。
ダイ(DAI)は、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインで過剰担保型と言われています。
この過剰担保型については以下に引用します。
例えば1万円相当のダイ(DAI)を発行したい場合、1.5万円〜2万円相当のプロトコルにより承認された暗号資産(仮想通貨)を担保としてロックする必要があります。
この過剰担保という仕組みにより、担保となる暗号資産(仮想通貨)の価格が下落した場合でも、ダイ(DAI)の価値を下回る事なく、価格を安定的に保つことができます。
引用元GMOコイン
ダイ(DAI)は、国内の暗号資産取引所のGMOコインで購入できます。
ダイ(DAI)は、最近人気が出ているようです。
そしてJPY Coin(JPYC)は、日本円と連動してるステーブルコインです。
1JPYCが1円になります。
他にも色々ありそうですね。
これから増えてくるかもしれませんが、USTの暴落の影響で規制が厳しくなってくるでしょう。
だから今後は安心して取引できる基準コインとしてのステーブルコインが増えるといいなと期待します。
今のところ国内の取引所GMOコインでダイ(DAI)が取り扱われている以外は、他のステーブルコインは、取り扱いがないようです。
今後はどうなるかわかりませんが、国内でもステーブルコインが取り扱われると便利だと思います。
ステーブルコインのUST、USDT、USDCについては、海外の暗号資産取引所で取引できます。
私は、当分、バイビットでUSDT(テザー)を取引決済時の基準コインとして使う予定です。
→バイビット(Bybit)口座開設!登録方法図解!海外の暗号資産取引所だけど簡単
国内の取引所は、大抵はステーブルコインではなく日本円が決済時の基準通貨なので出金時など簡単で安心感はあります。
→国内の暗号資産取引所(GMOコインとコインチェックとbitbank)を比較!選び方
特にGMOコインは、基準通貨は日本円ですし出金手数料も無料で最近人気のステーブルコインのダイ(DAI)も取り扱いがあるので改めて良いなと思いました。
→GMOコイン